【未就学児】小学校に入る前に、ひらがなを覚えておくべき3つの理由

飼い犬を“鴨”と名付けたヘンテコ先生の『鴨先生』です!
15年以上のキャリアの中で、のべ1,500人の児童・生徒の育成指導に携わった『鴨先生』が、頑張るママの悩みに寄り添います。

昨日まで保育園や幼稚園に通っていた子どもが、今日から小学生…

朝、「行ってきます」と言ってから「ただいま」を言うまで、一人で頑張らなければならない世界に飛び立ちます。

見送るママは、気が気ではないですよね。

せめて、子どもが学校で困らないように、入学前に、最低限の生活力を身に付けてあげましょう。

その第一歩が、『ひらがなが読める』ということ。

この記事では、その理由を3つご紹介します。

ひらがなを覚えておくべき理由その① 担任からの指示はひらがなで行われる

新1年生も、入学初日からもう立派に小学生です。

担任は、30人の新1年生を目の前にして、初日から小学校生活の説明をしたり、指示を出したり。

その際、口で言うのはもちろんですが、より伝わりやすいように、黒板に書いて示す(板書)ことが多いです。

理由は、耳で聞くだけより、目で見たことを理解するのが得意な子どももいるからです。

翌週からから本格的に授業が始まり、そこでようやくひらがなを習い始めるとしても、板書にはもうひらがなが使われます。

他に書きようがないので、当たり前と言えば当たり前なのですが…

ひらがなが読めないとどうにもならない、というのが分かりますよね。

教室には色々な掲示物や学習に使う物があり、それらの説明も主にひらがなで書いてあります。

掃除の当番表…

時間割…

給食のメニュー…

日直の仕事内容…

やはりここでも、ひらがなが読めないと、どうやったって分からない訳です。

なので、最低限ひらがな50音は入学前に覚えることが必須。

出来ればカタカナも覚えておきたいところですね。

漢字に関しては、授業で習った漢字しか担任は使わないので、授業の進み具合に合わせて学習していくので構わないと思います。

ひらがなを覚えておくべき理由その② 子どもは自分の持ち物を把握していない

小学校に入学するために、おそらく色々なものを新しく買い揃えると思います。

鉛筆や消しゴムなどの文房具、道具箱、ハンカチ、お箸セット、手提げかばん…

必ず全ての物に名前を書くと同時に、子ども本人と一緒に、どこにどんな風に名前を書いたかをあらかじめ確認しておきましょう。

買ったばかりの持ち物は、まだ子どもたちの手になじんでいません。

多くの子どもが「これ、君の物?」と聞かれても、自分の所有物かどうか分からないのです。

なにせ、買ってもらったばかりで、本人も初めて持たされた物ばかり。

新しい消しゴムのメーカー、新しいハンカチの絵柄なんて、まだ覚えていないのです。

ましてや、周りの多くの子どもたちが、その時に流行っているキャラクターのグッズで揃えていたりして、どれも似たり寄ったり。

そんな時、名前がきちんと書いてあって、本人が名前を見つけられれば、「これ僕のだ!」と判断できる訳です。

名前を印刷したテープ等を貼る場合もあると思いますが、取れないようなものが望ましいですね。

子どもは、イタズラとテワルサの天才。

しかも無意識。

剥がせるものは、何でも剥がす!これ、子どもあるあるです。

名前シールが剥がされた場合、たった今まで〇〇くんの物だったものが、子どもの手を離れた瞬間に『持ち主不明の遺失物』になってしまうのです。

ひらがなを覚えておくべき理由その③ 名前が読めないと自分の場所が分からない

小学生は、登校したらまず、自分のランドセルを自分でロッカーにしまいます。

授業の時は、自分で教材を出して使い、自分でしまい、帰りは自分でロッカーから出して持ちます。

最近はランドセルもカラフルになったとはいえ、似たような形と色のランドセルが30個並ぶ教室のロッカー。

自分の名前が読めないと、自分の与えられた場所を見つけるのが大変です。

ちなみに、下駄箱もそうですね。

小学1年生は、ひらがなで名前が貼られることが多いです。

しかし、まれに名字だけ漢字、なんていう場合もあります。

そもそも、ひらがなが読める子であっても、間違えてお隣のロッカーに荷物を入れてしまうことなんて、小学生にはよくあることなのです。

ママが荷物を管理してくれる訳でもなく、ママが担任へ直接渡してくれる訳でもなければ、帰りに担任がママに持たせてくれる訳でもありません。

入学前にひらがなを読めるようにしておくのは必須なのですが、できれば自分の名前だけは、漢字でもひらがなでも読めるようにしておくのがベストですね!

まとめ 小学校では自分のことは自分でやるしかない!

約30人の子どもたちを前に、担任の先生は1人。

先生は基本、指示を与えるだけ。

子どもたちが、自分で判断して、自分で行動します。

保育園や幼稚園のように、一人ひとり丁寧に見守ってもらえません。

担任の指示は、ほとんどが教室の前方、黒板のあたりから全員に対して行われます。

それを受けて、指示に正しく従えているかどうかは自己責任になります。

「担任の指示を聞いて自分で判断、自分で行動」が出来るために、入学前のひらがなは最低限覚えさせてあげたいものですね。

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